アスリートのための、コンディショニングと健康管理の支援サイト(ニュース、スポーツ医科学、栄養、コンディショニング、健康管理、コミュニティ、掲示板)

アスリートのためのコンディショニング管理支援サービス
RSSフィード お問い合わせ
このポータルサイトは、アスリートの健康管理を支援するスポーツ医科学情報サイトです。
トップ arrow コーチング(テクニック) arrow チャイルドスポーツ arrow 「できる喜び」をすべての子どもたちに!

「できる喜び」をすべての子どもたちに!

2007/12/03 (月) 17:21

「やった!とべた。とべなかった跳び箱がついにとべた。みんながはく手をしてくれた。いつまでも体がちゅうにういている感じがした。」
 体育の学習のあとに4年生の子どもが書いた喜びの作文です。
「できた!」と飛び上がって喜ぶ、そんな場面が学校生活の中で少なくなりました。
今までできなかったことが、努力により、始めてできるようになった瞬間。昨日までの自分と違う自分を発見する瞬間でもあります。その瞬間に、先生もまわりの友達も一緒になって喜び合う、体育の授業にはそんな体験をぜひ盛り込みたいものです。
 一昨年度、文科省が公表した体力・運動能力調査では、子どもの体力の低下に警鐘を鳴らしています。ねばり強く何かに取り組む根気もなくなってきたと言わ れています。子どもの生活から「仲間・空間・時間」が奪われ始めた今、学校教育における「体育の学習」の意義は大きなものがあります。たくさんの友達と一 緒に体を動かせる「体育の学習」に対する子どもたちの期待も、大きくなっているのです。
 子どもたちは運動を「できるようになりたがって」いるのです。そのためにもっともっと「教えてもらいたがって」いるのです。わたしたち先生には、多くの子どもに「できる喜び」をもっともっと味わわせるように、体育の学習について考えることが必要とされているのです。

「さかあがり」で子どもを変える

現在、6年生になっても半数の子どもがさかあがりができないといわれています。わたしたちが子どものころは、ドッジボールももちろんはこと、鉄棒の周りは いつもたくさんの子どもが鉄棒に群がっていて、いろいろな技をあみだしていたものです。そのような日常の運動文化がなくなりつつあるのは寂しい限りです。
さかあがりができないからといって、生活の中で困ることはなにひとつありません。「無理してさかあがりなんかさせなくてもいい」という声も聞こえてきま す。何事においても「無理してできなくてもいい」風潮になってきているのです。しかし、あえて私はさかあがりにこだわります。それは、できたとき、読んで 字のごとく世の中がひっくりかえるほどうれしい体験ができるからです。その体験は必ず子どもを変える、と私は子どもと向き合ってきた体験から信じていま す。「さかあがりはできたらすごくうれしいよ。」「いっしょに練習しよう!」先生のこの一言で、子どもの可能性が広がるのです。
さかあがりは決して、基本的な易しい技ではありません。重力に逆らい、自分の体を引き上げる、という難しい課題があります。鉄棒遊びが、子どもたちの遊び の選択肢からほとんど消えかかっている今、いきなりさかあがりができると期待する方に無理があります。根気強い取り組みが子どもにも先生にも必要になりま す。
子どもたちをさかあがりに成功させるコツは3つあります。

① いろいろな楽しい練習のアイディアを先生がアドバイスしてあげること
② 先生が「こうすれば絶対できる」という自信を持つこと
③ 先生が子どもの練習につきあってあげること

つづく


中島 清貴

 

 
テニスのためのコンディショニング
テニスのためのコンディショニングとは? ...


© 2010 スポコンナビ